COLUMN / 相手の気持ち

彼がいちいち「元カノ」と比べてくるのはなぜ?

大好きな彼の口から、
「元カノはこうだったんだよね」とか、
「昔付き合っていた人はあんな風にしてくれた」
とかという言葉が出るたび、心がチクリと痛む。

そんなノンデリな経験を繰り返して、
少し疲れてしまっていませんか。

いちいち過去の人と比べられると、
今の自分が否定されている気分になりますよね。

そんなときに「私じゃダメなのかな」とか、
「元カノの方が良かったのかな」と、
不安になってしまうのは当然のことです。

悲しくて、悔しくて、モヤモヤしてしまうのは、
あなたが彼と真剣に向き合って、
彼のことを深く想っているからですよね。

まずは、そんなふうに傷ついてしまう、
ご自身の優しい気持ちと本音を、
そっと受け止めてあげてください。

恋に正解はないけれど、
複雑に絡まってしまった気持ちを、
少しずつ整理することはできます。

このコラムは、元カノの影に悩むあなたが、
ふたりの関係についての自分の気持ちを整理して、
落ち着いて考えることを手伝うためのものです。

彼がなぜそんなことを言うのか、
考えられる理由はいくつかあります。
でも、理由を当てることより、
その言葉であなたが傷ついているという事実のほうが重要です。

そしてこれを読む前に、
ふたつだけ忘れないでほしいことがあります。

あなたとその元カノは、
そもそも比べる意味もないということ。

そして今このふたりで一緒にいることが、
傷つく言葉を我慢する理由にはならないことです。


なぜ彼は「元カノ」の話をするのか

もしかして、彼の何気ない言葉には、
深い意味はないのかもしれません。

でも、言葉を受け取る側としては、
どうしても気になってしまいますよね。

人が過去の恋人の話を持ち出す理由は、
なにか特定のひとつではありません。

考えられるケースを挙げてみるので、
彼の本心とは決めつけずに読んでみてください。

悪気があるケースは実は少なくて、
そんな彼の本音を知ることで、
少しだけ見え方が変わるかもしれません。

思い出話のつもりかもしれない。
自分を大きく見せたいのかもしれない。
不満を遠回しに伝えているのかもしれない。

あるいは、比較することであなたを不安にさせて、
自分に合わせるように狙っている可能性も、
人によってはあるかもしれません。

ただの思い出話として口にしている場合

「あのレストランは昔行ったことがある」
「あの時はこういう服が流行っていた」

そんなふうに過去の出来事の一部として、
悪気無く話している場合があります。

けれど、それに悪気がないかどうかは、
外からは分かりませんよね。

ただ、そういう意図がなかったとしても、
あなたが傷ついたのが事実であれば、
その悲しかったという気持ちが、
軽く扱われることがあってはいけません。

今の関係に安心して、境界が曖昧になっている場合

今のあなたに対しては、
きっと何を話しても受け止めてもらえるだろうと、
油断して甘えている可能性もあります。

でも関係に安心しているからって、
昔の関係と比較していいわけではないですよね。

どこまでなら雑談として流せるかというのは、
あなたが決めていいラインです。

自分を大きく見せたい場合

「昔はこんな付き合い方をしていた」
「元カノからはこんなふうに頼られていた」と、
過去の恋愛をダシに使うことで、
自分をよく見せようとする人もいるでしょう。

それを微笑ましい自己アピールとして受け止める、
そんな保護者のような義務はありません。

でもやっぱり、
そういう話をする理由を当てるよりも、
その話しであなたがどう感じるかが大切です。


比較の中で、勝とうとしなくていい

元カノの存在が大きく見えて、
「あの人のほうが料理が上手だったのかな」
「あの人のほうが可愛かったのかな」と、
見えない影と戦ってしまう夜もあるでしょう。

でも、恋に勝ち負けはありません。

今の恋人だから勝ちとか、
元恋人だから負けということでもありません。

過去の人と同じように振る舞う必要も、
比較に勝つために自分を変える必要もありません。

あなたは、あなたとして、
大切に扱われてよいはずなのです。

誰かと比べられることで傷ついたときに、
それを愛情の証拠に置き換えて、
我慢しようとしなくてもいいのです。


心をすり減らさないための、小さなアドバイス

理由が何であったとしても、
比べられた側は、理不尽につらいものです。

そんなときに無理に我慢して、
笑顔を作ってあげる必要はありません。

自分の心を守りながら、
彼とより良い関係を築くための行動を、
少しずつ起こしていってみましょう。

一度きりの言葉なら、受け流す選択もある

たまたま一度だけ、
思い出話の中に元カノが出てきただけなら、
その言葉を深く抱え込まないで、
聞き流してあげるという選択もあります。

ただし、何度も比較されて傷ついているなら、
毎回「ただの独り言」に変換して、
耐え続ける必要なんてないのです。

彼が何を言おうと、
あなたの魅力が減るわけではありません。

彼の言葉をすべて真正面から受け止めて、
心をすり減らす必要はないのです。

悲しい気持ちは、言葉にして伝えていい

彼は、あなたが傷ついていることに、
気づいていないのかもしれません。
気づきながら軽く扱っている可能性もあります。

我慢して不機嫌になるのではなくて、
「元カノの話を聞くと、悲しい気持ちになる」と、
素直な言葉で伝えてみてください。

相手を責めるのではなく、
「私はこう感じている」というあなたの心の内を、
静かに伝えることが大切です。

そうやって伝えたあとは、
彼がその言葉をどう受け止めるかを見てください。

謝って控えようとするのか、笑って流すのか、
逆にあなたを責めるのか。反応も大切な情報です。

比較の土俵から、そっと降りてみる

彼が元カノの話を始めたとき、
無理に張り合う必要はありません。
「比べる話は聞きたくない」と言って、
そのイヤな会話を止めてもいいのです。

一度きりなら聞き流すことも、
繰り返されるなら会話を止めることも、
どちらもあなたが選べます。

あなたと元カノは、まったく別の人です。

同じように振る舞ったり、
同じものを持ったりする必要はありません。

つまらない比較の土俵そのものから、
そっと降りてみてください。

あなたの価値はあなたが決めるものです。
彼の比較によって増えたり減ったりしません。

自分自身の魅力に、もう一度気づいてあげる

元カノと自分を比べて、
「自分に足りないもの探し」をしていませんか。

あなたには、
あなた自身が好きだと思えるところや、
大切にしてきたものがあるはずです。

それは元からあったものであり、
彼に選ばれたからできた価値ではありません。

不安なときほど、
自分の好きなところや、得意なことについて、
ひとつずつ思い出してみてください。

誰かとの比較から離れた場所で、
不安になっている自分自身を、
ぜひ優しく休ませてあげてください。


気持ちを休ませて、あなたらしい恋愛を

大好きな人と一緒にいるのに、
心が疲れてしまうのはとても悲しいことです。

いちいち元カノと比べられる状況は、
決して心地よいものではありません。

でも、そんな状況のなかでも気持ちを整理して、
落ち着いて考えることは可能です。

まずは、今のままのあなたに価値があることを、
誰かに選ばれたかどうかとは切り離して、
胸の中に置いておいてください。

比較の勝者でいなければ愛されない、
そんなことを考える必要も、本当はないんです。

戦わなくていい幻に焦らずに、
自分を責めてしまわないように無理せずに、
少しずつ、あなたの心を守るための、
気持ちのペースを見つけていきましょう。

もし、比べないでほしいと伝えても繰り返される。
怒鳴られる、見下される、行動を制限されるなど、
話すこと自体に怖さがあるとき。

そんな場合は、二人だけで解決しようとせず、
信頼できる人や相談できる窓口に、
つながることも考えてみてください。

あなたが、あなたらしい自然な笑顔で、
大好きな彼と、穏やかな時間を過ごせるようになってきますように。

今日は一度深呼吸をして、
自分の気持ちをゆっくり休ませてあげてください。

AFTER READING

読み終えたあとに、
この場所でできること

もう少し考えたいときも、
今日はここまでにしたいときも。
いまの気持ちに合うものをどうぞ。

読み疲れたら、いったんここまで。

答えを急がないで、
心を休ませてあげてください。

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