こんな私でも、誰かに大切にされていいのかな?と考えてしまうときに

自分の気持ち

こんな私でも、誰かに大切にされていいのかな。

そんな不安が胸をよぎって、
せっかくの恋愛を心から楽しめなくなってしまう。

好きな人の優しい言葉を素直に受け取れなくて、
うれしいはずなのに逆に苦しくなってしまう。

ここ最近のあなたには、
何か悲しいことがあったのかもしれません。

あるいは、心がパッと明るくなるような、
すごく嬉しいと言える出来事が、
しばらく起きていないのかもしれません。

毎日を一生懸命に生きていると、
いつの間にか心がすり減っていて、
自分自身の価値を見失ってしまうことがあります。

とくに恋愛においては、
自分の弱さや自信のなさが浮き彫りになりやすくて、
いつのまにか生まれた自己肯定感の低さから、
立ち止まってしまう方は決して少なくありません。

このコラムは、恋愛に悩まされてしまって、
自分を責めてしまいがちなあなたの心を、
少しだけ軽くするために書くものです。

無理に自信満々になる必要はありません。

今のあなたのままで、
どうすれば少しずつ自分を大切にして、
人からの愛情を安心して受け取れるようになるのか。

そのヒントを一緒に探していきましょう。


なぜ「私なんて」と心を閉ざしてしまうのでしょうか

恋愛において「どうせ私なんて」と感じること。

そんな背景には、これまでの経験や、
あなた自身の優しさが深く関わっています。

まずは、その感情がどこからやってくるのか、
冷静に見つめてみましょう。

悲しい出来事が心を覆い隠しているとき

過去の恋愛で深く傷ついた経験や、
誰かの何気ない一言が、
心に小さなトゲとして残っていることがあります。

特に、何気ない一言というものは、
悪気がないように軽く言われたものほど、
本当にいつまでもいつまでも忘れないものです。

また同じように悲しい思いをするくらいなら、
最初から期待しないほうがいいし。

私たちの心はとても賢いので、
あなたをこれ以上傷つけないように、
次の恋が始まる前に防衛本能を働かせます。

「私は大切にされるはずがない」と思い込むことで、
未来のショックを和らげようとしているのです。

特にここ最近、仕事や人間関係で、
うまくいかないことが続いていたのなら、
なおさら心は疲れ切っています。

嬉しい出来事が少ない時期にはどうしても、
思考が暗いほうへと引っ張られてしまうものです。

あなたの心が弱いから臆病になるとかではなくて、
とても賢いうえに、戦い続きだったので、
一時的なエネルギー不足に陥っているだけなのです。

好かれることより、嫌われないことを優先してしまう

自己肯定感が低めな人は、
相手に好意を持たれることよりも、
「嫌われないこと」に神経をすり減らしてしまう、
そんな傾向があります。

LINEの返信ひとつに何十分も悩んだり、
相手の顔色をうかがって自分の意見を飲み込んだり。

相手の役に立とうと尽くしすぎて、
自分自身がすり減ってしまうことも多いはずです。

ありのままの自分では愛されない。

無意識にあるそんな恐れが、
あなたに無理をさせているかもしれません。

しかし、長く続く恋愛というものは、
背伸びをしない等身大のお互いの姿を、
お互いが認め合うプロセスではないでしょうか。

すこしの背伸びや我慢であれば、
二人の関係のスパイスになったり、
人としての経験になったりもしますが……。

いつも無理をしないと続かない関係であれば、
いつかどこかで終わりが来るのです。

嫌われないための努力は、時として、
あなたから本来の輝きを奪ってしまいます。


自己肯定感が低いままでも、あなたは愛されていい

自分を愛せない人は、他人も愛せない。

そんな言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

そう言われてしまうと、
自己肯定感が低い私は恋愛をしてはいけないんだと、
落ち込んでしまう方もいるでしょう。

でも、本当にそうでしょうか。

恋愛を楽しむ権利は、誰にでも平等にある

結論から言えば、自己肯定感が低いままでも、
恋愛をしていいのです。

誰かに大切にされていいのです。

完璧に自分を愛せている人など、
実際には、この世界にはほとんどいません。

誰もが心のどこかに不安や自己嫌悪を抱えながら、
それでも誰かと温かい関係を築こうとして、
手探りで生きているのではないでしょうか。

自信がついてから恋愛をしようと、
本番を先延ばしにする必要はありません。

プロの歌手しかカラオケに行っちゃいけない、
なんてことありませんよね。

完璧な歌ではぜんぜんないけれど、
とても楽しそうに歌っている人が、
グループの空気を引っ張ったりするものです。

恋愛も似たものではないでしょうか。

完璧じゃない人どうしが、
その人たちなりの関わりを続ける中で、少しずつ、
「こんな私でも受け入れてもらえるんだ」
という安心感を積み重ねていく。

そのような一歩一歩が、
自己肯定感を育む大切なステップになります。

傷ついた経験が、あなたに深い優しさを与えている

あなたはきっと、
自分が傷ついた痛みを知っているからこそ、
他人の痛みに敏感に寄り添うことができるはずです。

「こんな私なんて」と悩む人は、裏を返せば、
相手の気持ちを深く思いやれる人です。

その繊細さや思いやりは、
間違いなくあなたの大きな魅力です。

あなたの優しさに救われている人が、
あなたの日常の中にきっといるはずです。

ありがとう、とは、
まだ言われてないかもしれません。

でもやさしさは、いつか戻ってきますよ。

そのあなたの魅力に惹かれて、
あなたを大切にしたいと願う人が現れるのは、
ごく自然なことなのです。


やっぱりあなたの一番の応援者は、ほかの誰でもない「あなた自身」

誰かから大切にされることを受け入れるために、
少しだけ練習してほしいことがあります。

それは、あなた自身が、
「自分の一番の味方」になってあげることです。

自分を大切にすることは、決してわがままではない

自分を優先するようになることで、
自己中心的な人だと思われちゃわないかな。
そう心配になるかもしれません。

しかし、自分を大切にすることと、
わがままになることは違います。

自分を大切にするとは、
自分の感情を否定せずに認めてあげることです。

疲れたときは「休みたい」と声に出す。
悲しいときは「辛かったね」と自分をハグする。
嬉しいときは「よかったね」と一緒に喜ぶ。

あなたがあなた自身に対して、
優しい親友のように接してあげること。
それが、自己受容の第一歩です。

自分を大切にしてはいけない理由など、
宇宙のどこにもありません。

自分を大切にすることについては、
こちらのコラムも読んでみてください。

「自分を大切にする」ってどういうこと?
恋愛で無理をして疲れていませんか?「自分を大切にする」ことの本当の意味や、わがままとの違い、相手の顔色をうかがわずに自分の心を守るための小さなステップをやさしく解説します。

小さな「できた」をひとつずつ抱きしめる

自信を取り戻すために必要なのは、
大きな成功体験だけではありません。

日々のほんの些細な、
「できたこと」に目を向けてみましょう。

今日はちゃんと朝起きられたとか。

道端の花を見て、綺麗だなと思えたとか。

ちょっと落ち込んでたけど、
温かいお茶を淹れて一息つけたとか。

そんな小さな行動のなかに、
自分を思いやるパワーが隠れています。

誰かに褒められなくても構いません。
あなたが褒めるのです。

あなたがあなたの行動を見守って、
「今日もよく頑張ったね」と、
優しく声をかけてあげてください。

その小さな承認の積み重ねが、
やがて「私は私でいいんだ」という、
あなたの中での静かな自信に変わっていきます。


大切にされることを、静かに受け入れる準備

自分を少しずつ認められるようになってきたら、
次は「他者からの愛情」を受け取る練習です。

誰かの優しさに触れたときに、
逃げ出したくなる気持ちをぐっとこらえて、
すこし心を開く方法をお伝えします。

好意を疑わずに、ただ「ありがとう」と言ってみる

誰かに褒められたり親切にされたとき、
「私なんてそんなことされる価値はない」とか、
「裏があるんじゃないの」とか、
「気を使わせているだけだ」などと、
いろんなものを否定する言葉が、
勝手に浮かんでしまうことはありませんか。

次に優しい言葉をかけられたときは、
その否定の言葉を一度飲み込んでみてください。

そして、ただ一言、
「ありがとう」と微笑んでみましょう。

「それいいね」と言われたら、
「そんなことないよ」ではなくて、
「ありがとう、嬉しいな」と返すということ。

相手は、あなたを喜ばせたくて、
その言葉を贈ってくれています。

ですからその贈り物を素直に受け取ることは、
相手に対する一番のお返しになります。

最初は照れくさくて、
居心地が悪く感じるかもしれませんが、
これを繰り返すうちに、
自然と受け取れるようになっていきます。

思うにあなたは、
ありがとうとか、いいねと言われる理由が、
潜在的には多いのではないでしょうか。

きっと練習の機会は多いですよ。

幸せになることを、自分自身に許可してあげる

多くの自己肯定感の低い人が無意識のうちに、
陥ってしまう罠があります。

それは「私には幸せになる資格がない」、
という思い込みです。

恋がうまくいきそうになると、
自ら関係を壊すような行動をとってしまう。

相手を試すようなことを言って、
怒らせたり、困らせたりしてしまう。

これらはすべて、
幸せになることへの恐怖から引き起こされます。

だから今日から、
「私は幸せになってもいい」と、
自分に許可を出してあげてください。

「私は、大切にされていい存在なんだ」と、
心の中で何度もつぶやいてみてください。

最初は嘘のように感じるかもしれません。
それでも、言葉の力は強力です。

繰り返し自分に語りかけることで、
少しずつ心がその言葉を信じるようになります。

それから私も、あなたにつぶやいてみましょう。
あなたは、幸せになっていいんですよ。


ゆっくりと、心がほどける恋愛へ

こんな私でも、誰かに大切にされていいのかな?

ここまで読んで頂いたらお分かりでしょうが、
その問いに対する答えは間違いなく、
疑いようもなく「はい」です。

あなたはきっと、
大切にされるために生まれてきました。

悲しいことばかりに思える日々も、
喜びを感じられない時期も、
決して永遠に続くものではありません。

まずは、深く深呼吸をしてみてください。
そして、冷えてしまった心を休ませてあげましょう。

焦る必要はありません。
無理に自分を変えようとしなくても大丈夫です。

ただ、自分の一番の応援者として、
自分の心に優しく寄り添い続けること。

そうやって少しずつ心が温まってきたときに、
ちょうど廻ってきた好きな人からの愛情も、
やわらかな春の陽だまりのように、
自然と受け入れられるようになるはずです。

あなたがあなたらしく、
安心して過ごしていられるような、
そんな穏やかな恋愛に出会えることを、
私は心から願っています。