恋する自分に自信がないとき(体系・スタイル編)

不安・モヤモヤ

好きな人ができると、
毎日が少しだけ色鮮やかになります。

連絡が来るだけで嬉しくなったり、
次に会える日を指折り数えながら待ったり。

恋をすることは、
とてもあたたかくて素敵なことです。

でも、そのあたたかさと同じくらい、
ふとした瞬間に冷たい不安が、
押し寄せてくることはありませんか。

デート前に、鏡の前に立ったとき。
SNSで誰かのきれいな写真を目にしたとき。

「私なんて、全然かわいくない」
「もっとスタイルが良ければ、自信を持てるのに」

自分の体型やスタイルが気になって、
恋をしている自分に、
ちょっと自信がなくなってしまう。

好きな人と自分が並ぶシーンを思い浮かべて、
もっとこうなりたいと悩んでしまい、
つらくなってしまう日があるのは、
きっと、あなただけではありません。

このコラムは、
「恋する自分に自信がないとき」
というシリーズの、連続3コラムの2つ目です。

今回は、恋愛においての、
体型やスタイルに対しての不安について、
一緒にゆっくりと考えていきます。

今の自分を変えなければいけないと、
焦ってしまう必要はありません。

過激なダイエットをして、
いきなり体系を変えようとしてみたり、
無理にポジティブになろうと、
いやなことをしなくてもいいのです。

まずは、
その苦しい気持ちをそっと下ろして、
心を休めていくためのヒントを、
ここで一緒に探していきましょう。


どうして、恋をすると自分の体が気になってしまうのでしょう

恋をしていないときは、
そこまで気にならなかった自分の体型が、
好きな人ができた途端に、
ひどく欠点のように思えてしまう。

それはあなたが、
「その人のために、一番素敵な自分でいたい」
と、純粋に願っているからです。

その願い自体はもちろん、
とても優しくて尊いものです。

でもその優しさが、
自分自身には向いていない、
そんな状況が続いたときには、
心は少しずつ削られていってしまいます。

相手の視線を「理想」で塗り替えてしまう心

好きな人と並んで歩いているとき、
「今の私、太って見えていないかな」
「足が太いと思われていないかな」と、
相手や周囲からの視線がいつもより、
気になってしまうことがあるかもしれません。

私たちは恋をすると、
相手の目を通して自分を見るようになります。

そして、その「相手の目」を、
世の中にある「理想的なスタイル」という、
とてもとても厳しい基準に、
いつの間にかすり替えてしまうのです。

相手はそんなこと、
少しも思っていないかもしれないのに。

自分で自分を見張るような厳しい視線を、
「相手からの視線」だと思い込んで、
苦しくなってしまうのです。

誰かと比べて、自分を減点してしまう癖

街を歩いているときや、
スマートフォンを見ているとき。

世の中には「きれいな人」や、
「スタイルの良い人」があふれています。

恋をして自分に自信がないときには、
そうした人たちと自分を比べて、
「私にはこれがない」とか、
「ここがだめだ」などと、
減点方式で自分を採点してしまいがちです。

見えるものには点数をつけやすく、
見えないものは見ないまま、
とにかく目に入ったところだけから、
一旦の評価を決めてしまうのです。

でも、人の魅力は、
パーツひとつの形や細さだけで、
決まってしまうものではありません。

あなたがだめだと思ったものが、
違う誰かにとっては、
欲しくてたまらないものだった、
ということだってたくさんあります。

誰かと比べて、
自分に足りないものを探すことには、
本当はあんまり意味がありません。

あなたが好きな人が、
そう思ってはいないかもしれないからです。

そのことに、
まずは気づいてあげてください。

完璧でなければ愛されないという、小さな誤解

「もっと痩せないと、好きになってもらえない」
「スタイルが良くないと、いつか飽きられてしまう」

そんなふうに、
完璧な容姿でなければ愛されないと、
心のどこかで思い込んでいませんか。

恋に正解はないけれど、
これだけは確かなことがあります。

人は、完璧なマネキンに恋をするわけではありません。

笑ったときの目尻のシワや、
おいしそうにご飯を食べる姿。

少し不器用なところや、やわらかな雰囲気。

なにかを間違ってしまったことや、
一緒にうまくいかなかったこと、
それで笑いあったり、言いあったりしたこと。

そういった「その人らしさ」、
「自分たちらしさ」というものを味わって、
惹かれていくのが恋というものです。

あなたもきっと、好きになった人が、
どこから見ても完璧なスーパーマンだったから、
好きになったのではないはずです。

ではそれを逆から考えてみることも、
してみてもよいのではないでしょうか。


「理想の体型」ではなく「今の自分」をそっと見つめる

自信がないときには、
「変わらなきゃ」と焦る気持ちが強くなります。

もっと細く、もっときれいに。

そうすればこの不安から、
抜け出せるような気がするからです。

でも、今の自分のままでも、
恋をしていいし、愛されていいのです。

相手が見ているのは、あなたの「シルエット」だけではありません

好きな人があなたを見つめるとき。

その瞳に映っているのは、
あなたの体重の数字でも、
デニムのサイズ数でもありません。

あなたが相手に向ける優しい眼差しや、
一緒にいるときの楽しそうな表情。

日々さまざまな場面での言葉の選び方や、
それを伝える声のトーン。

そういった、あなたからあふれ出る、
「温度」のようなものを感じているのです。

体型やスタイルは、
あなたという人間を形作る、
ほんの一部の要素でしかありません。

相手は、あなたの一部ではなく、
「あなたという存在そのもの」を見ているのです。

無理に前向きにならなくていい「ボディ・ニュートラル」の考え方

「自分の体を好きになろう」
そんな言葉を見かけても、
すぐにはそう思えないかもしれません。

自身のない部分を急に好きになるのは、
とても難しいことです。

そんなときは、
「ボディ・ニュートラル」という考え方を、
少しだけ取り入れてみてください。

自分の体を無理に好きにならなくてもいい。
ただ、そこにあるものとして、フラットに受け止める。
という考え方です。

「細くないからダメだ」と否定するのではなく、
「最高に好きとは言えないけれど、これが私を動かしてくれている体だ」と、
あるままに認めてあげることです。

好きにならなくてもいいです。

ただ、その存在を責めるのをやめるだけで、
心はきっと軽くなっていきます。

自分の体を「道具」ではなく「パートナー」としてみる

体は、誰かに見せるための飾りや、
評価されるための道具ではありません。

口と手を使っておいしいものを食べて、
おいしい、幸せだなと感じること。

耳で好きな人の声を聞いて、
あたたかい気持ちになること。

そのすべての経験をさせてくれている、
大切なパートナーです。

少し疲れているなと思ったら休ませてあげる。
今日一日頑張ってくれたことに感謝する。

私の手、今日もありがとう。

そんなふうに自分の体を、
あるいはそれぞれのパーツたちを、
今日を一緒に過ごした「大切な相棒」のように、
扱ってみてあげてください。


不安な夜に試してほしい、心を落ち着かせるセルフケア

夜、ひとりきりの部屋にいると、
なくならない不安やモヤモヤが、
大きくなってしまうことがあります。

そんなときは、
無理に解決しようとせずに、
自分の気持ちを落ち着かせるための、
ケアのための時間を取ってみてください。

気持ちを書き出してみる

頭の中で考え続けていると、
不安は実体以上に大きく膨らんでしまいます。

そんなときには、
「気持ちを書き出してみる」
ということをおすすめします。

ノートの切れ端や、
スマートフォンのメモ帳で構いません。

「自分の体系が嫌だ」
「かわいくないから不安だ」と、
そのままの言葉で吐き出してみてください。

他の人に見せるわけでもないので、
好き勝手に書けばいいのです。

実際に文字にして外に出すことで、
「私、こんなに思い詰めていたんだな」
と、客観的に自分の気持ちを見つめられて、
その気持ちを落ち着けていくための、
強力な補助になってくれます。

気持ちを書いて消すだけのページを、
このサイトの中にも用意してあります。
気持ちを書き出すための場所 – 恋、どう思う?

鏡を見る時間を、少しだけお休みする

自分の体型が気になるときは、
一日に何度も鏡を見て、
落ち込んでしまうことがあります。

もし、鏡を見ることで心が痛むのなら、
思い切って、物理的に、
鏡を見る時間を減らしてみてください。

お出かけ前の身だしなみチェック以外は、
鏡からそっと離れてみる。

使わない時間には裏返しておいたり、
布をかけておいたりする。

勝手に鏡が視界に入ってくることを、
あらかじめ遮断しておくことで、
心が静けさを取り戻すこともあります。

自分の体をいたわる「触れる」セルフケア

お風呂上がりや、眠る前のひととき。

好きな香りのボディクリームや、
お気に入りのオイルを用意して、
自分の体に優しく触れてみてください。

「変えなきゃ」と、
マッサージで強く揉みしだくのではなく、
「今日もお疲れさま」という気持ちを込めて、
腕や脚をそっと撫でてあげるのです。

「ふれる」ことが与える安心感は、
自分が自分にあげることができます。

自分で自分の頭を撫でてみたりすることも、
ひとりでいる時くらいは、
試してみると、案外よいものです。

手のひらのあたたかさを感じることで、
不安でこわばっていた心が、
少しずつほどけていってくれます。


自分らしく恋をするための、小さなヒント

体型への自信のなさは、
すぐになくなるものではありません。

でも、その不安を抱えながらでも、
恋の時間を穏やかに楽しむための、
いくつかのヒントがあります。

「隠すため」ではなく「安心するため」の服選び

デートの服を選ぶとき、
「二の腕を隠さなきゃ」
「足のラインが出ない服にしなきゃ」と、
欠点を隠すことばかり考えていませんか。

隠すためだけに選んだ服を着ていると、
デート中もずっと、
「見えていないかな」と気になってしまいます。

ですから、隠すためだけではない、
「自分が安心できる服」を選んでみてください。

着ていて心がホッとする素材。
それを鏡で見たときに、
少しだけテンションが上がる色。

誰かに見られるための服ではなく、
自分に見せるための服です。

誰かの評価のためではなく、
「自分が心地よくいられるか」
それを基準に選んだ服は、
あなたに自然な笑顔をもたらしてくれます。

そしてその笑顔がきっと、
どんなに着飾ることよりも効果のある、
すてきなファッションになってくれます。

深呼吸をして、肩の力を抜いてみる

好きな人の前では、お腹を引っ込めたり、
もっと姿勢を良く見せようと、
無理をしてしまうかもしれません。

でも、ずっと体に力が入っていると、
心まで緊張して、疲れてしまいます。

好きな人と一緒にいるときに、
「少し疲れたな」と思ったら、
ふーっと深く息を吐いて、
ゆっくりと肩の力を抜いてみてください。

つまらないという溜め息ではない、
ニュートラルを取り戻すための、
気持ちを座らせるようなひと呼吸です。

リラックスしたあなたの、
また楽しくなってきたという空気感は、
相手にもきっと伝わります。

あなたが心地よくいることで、
相手もまた同じように、
心地よさを感じてくれるものです。

「今日はここまでワーク」で、考えるのをやめる

どれだけセルフケアをしても、
やっぱり不安になってしまう、
そんな日はきっとあります。

どうしてもモヤモヤが晴れない夜は、
「今日はここまでワーク」を試してみてください。

今日はここまでワーク – 恋、どう思う?

これは悩むこと自体を否定するためではなく、
ここまで悩んだのだから今日はもう終わり、
そう考えるためのツールです。

「悩みは尽きないけれど、今日のところはもうおしまい」
そう心の中でシャッターを下ろします。

そして、あたたかいお茶を飲んだり、
好きな音楽を聴いたりして、
悩むことを強制的にストップさせるのです。

恋の悩みは深いのだから、
一晩で解決するものではありません。

だからこそ、
1日の中で「悩むのに使う時間」を先に決めて、
自分の心が働きすぎないように、
あらかじめ守ってあげることが大切です。


あなたのままで、恋をしていいのです

自分の体型やスタイルに自信が持てないとき、
「こんな私じゃだめだ」と、
恋愛を楽しむこと自体に、
自分でブレーキをかけてしまうことがあります。

でも、あなたはあなたのままで、
誰かを好きになっていいし、
誰かから愛される価値があります。

完璧なスタイルを手に入れなければ、
幸せな恋ができないなんてことは、ありません。

もう一度言いますが、ありません。

外から見る時には、
あなたが悩んだり、もがいたりしながらも、
相手を大切に想うその心こそが、
何よりも美しいのです。

次に好きな人に会うときは、
「かわいく見られなきゃ」という重い鎧を、
少しだけ下ろしてみてください。

自信がないままでもいい。
不安なままでもいい。

そのなかでも、
好きな人と一緒に笑い合える時間を、
あなたのペースで、
大切にしていってください。

このサイトは、恋愛に悩んだときに、
自分の気持ちを整理して、
落ち着いて考えることを手伝う場所です。

あなたがあなたの歩幅で、
やさしい気持ちで恋と向き合えることを、
私がここから応援しています。